キス釣りを楽しみにしてたのに、釣れるのはチャリコばかり…。そんなとき、ちょっと落ち込んじゃいますよね。
私も初めてキス狙いで出かけたとき、チャリコばかりで「場所が悪いのかな?」と悩みました。でも、原因と対策を知ればちゃんと本命に近づけます。
ここでは、チャリコがなぜ釣れるのか、どうすれば避けられるのかを、実体験を交えてわかりやすく紹介しています。「なんで?」とモヤモヤしてる方ほど、読んでみてください。
この記事を読むとわかること
- チャリコとは?キス釣りに混ざりやすい理由を解説
- 仕掛けやエサがチャリコを引き寄せてしまう理由
- 本命のキスを釣るための実践的な工夫とコツ
- チャリコを避けた私の成功パターンを実体験ベースで紹介
キス釣りでチャリコが多く釣れるのはなぜ?理由と対策

キス狙いの釣行で、なぜかチャリコ(マダイの幼魚)ばかり釣れてしまう——そんな経験がある方も多いのではないでしょうか。本章では、チャリコが釣れてしまう原因とその傾向について解説します。
・チャリコとは?特徴とキス釣りでよく混ざる理由
・なぜ釣れる?仕掛けに反応する3つの要因
・対策は?チャリコを避けて本命キスを狙うための工夫
チャリコとは?特徴とキス釣りでよく混ざる理由
チャリコとは、マダイの幼魚の通称で、関西地方を中心に広く使われる呼び名です。
体長は10〜15cm程度の個体が多く、成熟前の若魚であるため、外見は成魚と似ていますが体色が淡く、体高も低めです。
マダイは孵化後すぐに沿岸の砂泥地や藻場などに移動して成長するため、キスと同じく「砂地〜砂泥地の浅場」を好む性質があります。
また、チャリコは雑食性で、ゴカイ類や小型甲殻類を好んで捕食します。
これはキスのエサと重なるため、アオイソメやジャリメなどを使うと自然と同じポイントに集まってしまうのです。
特に夏〜初秋は水温の上昇により活性が高まり、エサへの反応も鋭くなるため、キス釣りにおいてチャリコが多く掛かる時期とも重なります。
なぜ釣れる?仕掛けに反応する3つの要因
チャリコがキス釣りで頻繁に釣れるのは、①エサの種類、②仕掛けの構造、③釣り場の環境という3つの要因が重なるためです。
①エサの種類
チャリコはゴカイ類や小型甲殻類などの底生動物を捕食する雑食性です。アオイソメやジャリメなどの虫エサは好物に近く、特に動きのある生きエサに強く反応します。
②仕掛けの構造
キス釣りでは一般的に流線針や丸セイゴ針の6~8号を使用しますが、これはチャリコの小さな口にも十分かかるサイズであり、針掛かりしやすい構造です。
加えて、底を這うようなシンプルな投げ仕掛けは、チャリコの遊泳域とも一致します。
③釣り場の環境
キスもチャリコも水深1~5m程度の砂泥地を好む傾向があり、釣れる時間帯や潮の動きも似ています。
特に夏場は稚魚の活性が高く、浅場に集まりやすいため、キス釣りとポイントが被りやすいのです。
対策は?チャリコを避けて本命キスを狙うための工夫
キス釣りでチャリコばかり釣れてしまう場合、本命のキスに近づくためには仕掛け・エサ・ポイント選びの工夫が不可欠です。第一に有効なのが「針サイズの見直し」です。
チャリコは口が小さく、6~7号の流線針に掛かりやすいため、8~10号の大きめの針に変えることでチャリコのヒット率を下げられます。
次に、ポイントの見極めも重要です。チャリコは浅場を回遊する傾向があるため、水深がある沖合(30~50m)を狙うとキスの割合が高くなることが実釣でも確認されています。
また、日中の水温上昇によって浅場に集まりやすいため、早朝や潮が動き始める時間帯を選ぶのも効果的です。
さらに、エサ選びにも工夫の余地があります。チャリコはアオイソメに反応しやすいため、イシゴカイや太めのジャリメに切り替えることでアタリの質が変わるケースがあります。
これらの対策を組み合わせて実践することで、チャリコを避け、本命のキスにより近づく釣果を得ることが可能です。

キス釣りでチャリコを避けたい人必見!プロの現場から学ぶ実践的アプローチ

現場の釣り人がどんな工夫をしてチャリコを避けているのか、経験に基づく実例や実績のあるアプローチを紹介します。釣り歴10年以上のアングラーによる証言や対策も交えて解説します。
・実際にやって効果のあったチャリコ対策
・よくある質問:キス釣りでチャリコしか釣れないときはどうする?
実際にやって効果のあったチャリコ対策
実際に私が何度も経験したのが、朝まずめのキス釣りでチャリコばかりが掛かる状況です。
ある日、釣り仲間のアドバイスを受け、チャリコ対策として仕掛けとエサを見直す方法を試したところ、明らかに釣果に差が出ました。
まず効果があったのが、針のサイズアップ。それまで使っていた7号のキス針を、8号の流線針に変更しました。
チャリコは小型のため、この1号の差だけでも掛かる確率が明らかに減り、代わりに20cm超のキスがヒットするように。
これは市販のキス仕掛けにも推奨されており、実際にプロの釣り人も同様の対策をとっています。
さらに、エサも細めのアオイソメから太めのジャリメに変更。チャリコの小さな口では食いきれず、結果的にキスの反応が増えました。
また、朝イチの浅場から、潮が動き始めたタイミングで沖目へ遠投することで群れの種類が変わり、本命のキスが連発する展開になりました。
よくある質問
- キス狙いなのにチャリコばかり釣れるのはなぜ?
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キスとチャリコは同じような砂地や浅場を好み、エサも共通するため、ポイントとタイミングが重なるとチャリコが先に反応してしまいます。特に夏場はチャリコの活性が高くなるため注意が必要です。
- チャリコを避けるためにはどんな針やエサが効果的?
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針は8号以上の大きめを選び、エサは太めのジャリメやイシゴカイがおすすめです。小型のチャリコには食いにくいため、結果的にキスのアタリを引き出しやすくなります。
- チャリコが釣れにくい時間帯や場所はありますか?
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早朝よりも潮が動き始める中〜後半の時間帯に、やや水深のある沖目を狙うのが有効です。チャリコは浅場に集まりやすいため、遠投して回避するのも1つの方法です。
- チャリコが掛かったとき、リリースしても問題ないですか?
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チャリコは資源保護の観点からも、体長15cm未満はリリースが推奨されています。リリース時は魚へのダメージを最小限にしましょう。
まとめ キス釣りでチャリコを避けるには?
ここまでの内容を簡単にまとめると、チャリコが釣れてしまうのは仕掛け・ポイント・エサの選び方に理由があるということでした。
私自身、何度も「またチャリコか…」とがっかりしたことがありますが、ほんの少しの工夫で状況はガラッと変わります。
大事なのは、「なぜチャリコが釣れてしまうのか」を知り、それに合わせた対策をとることなんです。
ポイントを絞ると、以下の通りです:
- チャリコはキスと同じ砂地の浅場に集まりやすく、エサも同じものを好む
- 小型のチャリコは6~7号針にかかりやすいので、8号以上の針で対策
- エサを太めのジャリメやイシゴカイにすることでアタリの質が変わる
- チャリコが多い浅場より、水深のある沖目に遠投するのが効果的
- 朝まずめではなく、潮が動き始めるタイミングを狙うのがポイント
こういったちょっとした違いで、釣果に大きく差が出るのが釣りの面白さでもあります。
キス釣りの楽しさを最大限味わうためにも、チャリコ対策をしっかり取り入れてみてくださいね。
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