「キス釣り 遠投ロッドって、結局どれを選べばいいの?」と悩んでいませんか?
私も最初は「長すぎたら扱えないし、安すぎても不安…」と、なかなか決められませんでした。
この記事では、初心者にもわかりやすく遠投ロッドの選び方やおすすめモデルを紹介しています。
「失敗しない1本」を見つけたい方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
この記事を読むとわかること
- 初心者が知っておきたい「投げ竿と万能ロッドの違い」
- 飛距離と使いやすさで選ぶ「ロッドの長さと号数の目安」
- 実釣で差が出る「素材や調子などの注目ポイント」
- 価格帯別で選べる「おすすめ遠投ロッド8選」
キス釣りにおける遠投ロッドの基礎知識と選び方のポイント

キス釣りで成果を出すには、専用の遠投ロッドを正しく理解し、用途に合った選び方をすることが重要です。
このセクションでは、ロッドの種類・長さ・特性・選定のコツなどを解説します。
- キス釣りに投げ竿は必要?万能ロッドとの違いとは
- 遠投ロッドの長さはどれくらいがベスト?
- 遠投ロッドのおすすめな選び方とは?
キス釣りに投げ竿は必要?万能ロッドとの違いとは

キス釣りを楽しむ際、「専用の投げ竿」は遠投性能と感度の両面で非常に有効であり、特に砂浜や堤防で沖の魚群を狙う場面では必須の装備と言えます。
万能ロッド(ルアーロッドやエギングロッドなど)でもおおむね70 m以上のキャストが可能ですが、感度や安定性、防波堤からの繰り返し使用では専用設計の投げ竿に軍配が上がります。
さらに、価格が1万円以下の投げ竿でも、4.0 m前後の中距離設計で20〜25号の対応モデルを選べば、100 m程度の飛距離を十分に出すことが可能です。
このように、万能ロッドでも一部の状況では代用可能ですが、遠投ロッドの方がはっきり言って良いです。
次の記事では、代用できるロッドに関して解説しているのでぜひご覧ください。

安価な投げ竿でも十分な飛距離と使いやすさを備えているため、特に遠投・感度・疲労軽減といった実釣性能を重視するのであれば、投げ竿を最初の一本として選ぶ価値は非常に高いといえるでしょう。
遠投ロッドの長さはどれくらいがベスト?
キス釣りで飛距離と操作性のバランスを取るなら、ロッドの長さは一般的に4.0 m〜4.2 mが最適です。
成人男性が持った場合、十分な振り幅を確保できる長さで、平均して80〜120 m程度のキャストが可能です。特に4.2 mは「投げ竿の基本」とされ、多くのメーカーが標準モデルとして採用しています。
一方、取り回しや手返しの速さを重視する場合は4.0 m前後が扱いやすく、夏場の近距離釣りにも適しています。
さらに、1万円以下のエントリーモデルでも、4.0〜4.05 mで最大20〜25号対応の設計を選べば、安定して80〜100 m前後の飛距離が出せるため、初心者も十分に遠投を楽しめます。
遠投ロッドのおすすめな選び方とは?
キス釣りで遠投ロッドを選ぶ際は、「長さ・号数・調子・継ぎ方・素材」の5つの要素が重要です。
まずロッドの長さは前述のとおり3.8m~4.2mの範囲が最もバランスが良く、扱いやすさと遠投性能を両立できます。対応オモリ号数は20~30号が目安で、100m前後の飛距離を狙うなら30号クラスが適しています。
調子(竿のしなり方)は、先調子がおすすめ。先端の柔軟性がアタリを明確に伝え合わせやすく、キス釣りに向いています。
継ぎ方は、並継ぎが遠投性能に優れパワー伝達がスムーズ。振り出し式よりも性能重視の上級者向きです。
素材は高弾性カーボン比率が高いブランクスを選ぶと、軽さ・感度・遠心力伝達性が向上します。また、自重は300~450g程度が目安。キャスト疲労を避けつつ、竿を曲げたときの剛性感を保てる範囲です。
選び方まとめ:
- 長さ:3.8~4.2m(中心は4.0m前後)
- 対応オモリ号数:20~30号
- 調子:先調子で感度重視
- 継ぎ方:並継ぎでパワー伝達良好
- 素材・自重:高弾性カーボン、300~450g程度
これらの基準を押さえれば、実釣で安定した飛距離とアタリを両立できる遠投ロッドを選べます。
【価格別】キス釣りの遠投ロッドのおすすめ8選|実釣性能&コスパで厳選
予算に応じて、どんなロッドが適しているのかを把握することは、賢い選択に欠かせません。
このセクションでは、実釣性能や信頼性をもとに、価格別におすすめの遠投ロッドを紹介します。
- 【1万円以下】手軽に始められる入門用
- 【1〜2万円台】使いやすさと性能を両立したバランス型モデル
- 【2万円以上】上級者も納得の飛距離&感度重視の本格派
以下の記事ではキス釣りに合うリールに関して解説しているので一緒にご覧ください。

【1万円以下】手軽に始められる入門用!
- シマノ(SHIMANO):「ホリデースピン」(振出)
- ダイワ(DAIWA):「リバティクラブ ショートスイング」
シマノ(SHIMANO):「ホリデースピン」(振出)

1万円以下で入手可能なシマノの定番エントリーモデル。全長約3.85m/錘負荷15〜25号対応で、軽量設計のカーボン素材が初心者でも扱いやすく、爽快なキャストフィールが魅力です。
初心者向けのちょい投げから本格的なサーフ釣りまでこなせる汎用性があります。
- 特徴
- 全長:約3.85m、錘負荷15〜25号
- 自重:約360g、軽量&振り抜きやすさ重視
- 初心者でも100m近く投げられる遠投性能
- キャスコングリップで操作性向上


私の初めての投竿は「ホリデーショートスピン」でした。リールに「スーパーエアロスピンジョイ」を合わせて100m以上の遠投ができました。
ダイワ(DAIWA):「リバティクラブ ショートスイング」


1万円以下で購入できるダイワの軽量振出式投げ竿シリーズ。
携行性に優れ、全長約3.0〜3.6mモデルでは錘負荷10〜20号設計でバランスが良く、堤防でもサーフでも気軽にキス釣りデビューできます。
- 特徴
- フル振出式で仕舞寸法が短く携帯性◎
- 錘負荷は最大20号対応、遠投性能も確保
- 自重:約170〜275gと超軽量で疲れにくい
- 価格は9,000円台と手頃


これら2本は、どちらも1万円以下ながら確かな遠投性能を持ち、キス釣り初心者でも無理なく楽しめる実用的な入門モデルです。
【1〜2万円台】使いやすさと性能を両立したバランス型モデル
- シマノ(SHIMANO):「サーフチェイサー」
- ダイワ(DAIWA):「プライムサーフT」
シマノ(SHIMANO):「サーフチェイサー」
シマノが誇るサーフ・投げ釣り向け振出しロッド「サーフチェイサー」は、初心者にも扱いやすく、それでいて本格派も満足させる性能を備えています。
トータルガイドホールドシステムでガイドのズレを防ぎつつ、スクリュータイプのリールシート採用で大物とのやり取りにも安心です。
特徴
- ハイパワーX構造:ねじれを抑え、正確なキャストと強引な取り込みをサポート。
- トータルガイドホールドシステム:キャスト時のガイドゆがみや回転を防止。
- スクリューリールシート:リールを確実に固定し、大物にも対応可能。
- 優れた遠投性能:実釣で130~140mの飛距離を実証、かつ確実なアタリの感知と魚の寄せが可能。


ダイワ(DAIWA):「プライムサーフT」
ダイワの振出し式投げ釣りロッド「プライムサーフT」は、高密度HVFカーボンを採用しながらもリーズナブルな価格帯(エントリー~ミドル層)に位置するモデルです。
本格的な投げ釣りの醍醐味を味わえる粘りと張り、遠投性能を兼ね備えており、キス釣りからカレイや大物狙いまで幅広く対応。
特徴
- 高密度HVFカーボン構造:従来よりも強度と軽量化が実現され、しなやかさと耐久性を両立。
- ファインピッチガイドロック:振出し式の弱点であるガイドのずれを防止し、安定した遠投性能を維持。
- リトルセンサータッチグリップ:濡れた手でも滑らず握り続けられる加工で、操作性が向上。
- コンパクト収納:405cm(4.05m)モデルでは仕舞寸法112cm、自重約370gと軽量で携帯性も高い。


どちらも、価格と性能のバランスに優れた2本で、用途や釣りスタイルに合わせて選びやすいロッドです。初心者〜中級者のキス釣り入門・ステップアップにぴったりの構成ですね。
【2万円以上】上級者も納得の飛距離&感度重視の本格派
- シマノ(SHIMANO):「サーフゲイザー 405EX」
- シマノ(SHIMANO):「キススペシャル(並継)」
- ダイワ(DAIWA):「パワーキャスト 27‑405」
- ダイワ(DAIWA):「トーナメントサーフT」
シマノ(SHIMANO):「サーフゲイザー 405EX」


約2万円前後の並継遠投ロッドとして、初心者から中級者のステップアップに最適な「サーフゲイザー405EX」。
反発力に優れ、非常に投げやすく設計されており、遠投性能と操作性のバランスが秀逸です。
特徴
- 高感度かつ軽量(自重345g)で疲労を軽減
- 並継ぎ方式による安定した操作性
- 反発力重視の調子設定で、正確な遠投が可能


シマノ(SHIMANO):「キススペシャル(並継)」


シマノ「キススペシャル(並継)」は、感度と飛距離を徹底的に追求した投げキスロッド。
実釣データをもとにキャスティング性能と感度を高次元で両立させたブランク設計により、「投点自在」「アタリの質」どちらも妥協しない性能が特徴です。
特徴
- 感度重視の穂先設計と反発力ある元竿設計のバランスが高水準
- 遠投性能とアタリ検知性能の両立を追求した設計思想
- 実際の釣り場での“コントロール性”と“飛距離性能”の両面で評価されている


ダイワ(DAIWA):「パワーキャスト 27‑405」
高密度HVFカーボンを用いた「パワーキャスト27‑405」は、1本で高い遠投と感度を備えるバランス型モデル。
軽量ながらもオモリ負荷への反発力が強く、シャープなキャストと的確なアタリ検出を可能にしています。
特徴
- HVF素材による軽量&高反発性能
- シャープな振り抜けとタメの効いたキャストフィール
- 遠投と操作性を高次元で両立


ダイワ(DAIWA):「トーナメントサーフT」


ダイワのフラッグシップ振出し遠投ロッド「トーナメントサーフT」は、最新のテクノロジーを惜しみなく投入したハイエンドモデルです。
「強さ」と「しなやかさ」のベストバランスを追求し、遠投性能とアタリ感度、そして大物とのやり取りに耐えるトルクを兼ね備えています。
特徴:
- V‑JOINT α により継ぎ目でのパワーロスを抑えつつ滑らかな曲がりと強度を両立。
- SVFナノプラスブランクスとX45構造で、高強度ながらネジレを防止し、遠投性能や感度が大幅に向上。
- 機動性のある振出し設計ながら、大物相手のやり取りにも安心のパワーを備えたモデルとして評価されています。


これら4本は、いずれも価格以上の性能と信頼性を備えた本格派ロッドで、遠投・感度・耐久性のいずれも重視する上級者にふさわしい選択肢です。
まとめ キス釣りの遠投ロッドの基本と選び方のポイント
ここまでの内容を簡単にまとめると、キス釣りの遠投ロッドを選ぶ際は、用途と釣り場に合った性能を見極めるのが大事なんです。
ポイントを絞ると以下の通りです:
- ロッドの長さは4.0~4.2mが基本:遠投と操作性のバランスがよく、初心者でも扱いやすい
- オモリ負荷は20~30号対応が安心:100m前後の飛距離を安定して出せる設計
- 先調子・高弾性カーボンが理想:アタリが分かりやすく、軽量で疲れにくい
- 並継ぎタイプは飛距離重視派におすすめ:継ぎ目のパワーロスが少なく、遠投力が段違い
- 予算に合わせて性能を選べる:1万円以下でも十分使えるモデルがあるので、無理に高額なものを選ぶ必要はありません
自分に合ったロッドを選べば、釣りの楽しさは何倍にも広がります。特に初めての1本は「使いやすさ」や「自分のスタイル」に合っているかが何より大事。
このガイドが、あなたのキス釣りライフをもっと充実させるきっかけになれば嬉しいです。
参照元

