「キス釣りの仕掛けにヒラメが食いついた!」そんな話を聞いて、半信半疑だった私。
でも実際やってみたら…本当に釣れたんです。キス釣りとヒラメ、まったく別物と思いがちだけど、実はこれが意外と理にかなってる。
特にサーフでのキス釣りは、ヒラメの好物が目の前を泳いでるようなもの。
初心者でもコツさえつかめばチャンスは十分あるんです。釣果アップのヒント、知りたくないですか?
この記事を読むとわかること
- キス釣り中にヒラメが釣れる理由と回遊パターン
- ヒラメを狙うための地形と潮のタイミングの見極め方
- キスをエサにした泳がせ釣りの仕掛けと使い方
- トラブル防止のために知っておきたい注意点とコツ
キス釣りでヒラメは本当に釣れるのか?習性と狙い方を徹底解説

キス釣りの最中にヒラメを釣ることは実際に可能です。特に初夏から秋にかけてのサーフでは、キスを追って浅場に寄るヒラメを狙う絶好のチャンスがあります。
・キス釣りでヒラメは釣れる?条件と注意点を初心者向けに解説
・キス釣り中にヒラメが釣れる理由とは?回遊ルートと捕食行動
・砂浜やサーフで狙うヒラメの着き場とタイミングの見極め方
キス釣りでヒラメは釣れる?条件と注意点を初心者向けに解説
キス釣り中にヒラメがヒットするのは決して珍しくありません。特に水温が18~24℃に達する初夏から秋にかけて、朝夕のマヅメ時など潮が動くタイミングで見られる現象です。
注意点としては、ヒラメはキスよりも口が大きく力も強いため、仕掛けには13号以上の針や2.5号以上のハリスを使用しないと切られる可能性があります。
実際、ヤフー知恵袋の報告では、丸セイゴ13号針・ハリス2.5号以上を使用しないとヒラメを掛けてもバラす例が多いとの声もあります。
また、ヒラメは目が上方に向いていて中層を警戒しやすいため、仕掛けは底ベタではなく中層に漂わせる泳がせ形式が有効です。底ばかり狙うと見逃されるケースがあるので、アクションの工夫も肝心です。
キス釣り中にヒラメが釣れる理由とは?回遊ルートと捕食行動
キス釣り中にヒラメが釣れるのは、ヒラメの回遊パターンと捕食行動が背景にあります。
ヒラメは一日のうちに活性や水深を変えながら移動し、朝夕のマヅメ時には浅場に寄る傾向があり、小魚を追って岩礁やカケアガリに身を潜めます。
また、ヒラメは小魚が群れる中深層から浅層へと回遊する際に、底ベタで動かずに待ち伏せスタイルで捕食する特性があります。
魚探解析によれば、底付近に小アジや小イワシの群れが視認できる場所では、ヒラメも高い確率で存在することが示されています 。
このため、「キス釣りでヒラメを狙う」場合、ベイトとなるキスの群れが回遊ルート上にあるポイントを狙うことで、泳がせ仕掛けなどを併用すれば初心者でも十分にヒラメを掛けられるチャンスがあります。
砂浜やサーフで狙うヒラメの着き場とタイミングの見極め方

砂浜やサーフでヒラメを狙うには、地形と潮のタイミングが重要です。
まず、離岸流やかけ上がり、波打ち際などリズム変化に注目。これらはベイトが集まりやすく、ヒラメの待ち伏せポイントになります。
次に『朝マヅメ』や『下げ潮の始まり(下げ2分)』など、潮の変化が活発な時間帯に餌が岸寄りし、ヒラメも接岸します。
河口周辺や砂質の変わり目、キープ跡が残る場所も好ポイント。そこで泳がせ釣りやルアーを通すと、ヒラメを釣る確率が高まると複数の実釣データが示しています。

キス釣りでヒラメを釣る仕掛け「キスでヒラメ五目」の使い方と実践法

「キスでヒラメ五目」は、釣れたキスをそのまま泳がせることでヒラメを含む大型魚を狙える実践的な仕掛けです。全国の実釣データでも釣果が報告されており、初心者にも挑戦しやすい方法です。
・仕掛け「キスでヒラメ五目」とは?仕組みと選び方をわかりやすく紹介
・効果的な仕掛けの使い方|投げ方・置き方・アタリの取り方まで解説
・実際に「キスでヒラメ五目」を使った釣果報告と成功のパターン分析
・よくある質問
仕掛け「キスでヒラメ五目」とは?仕組みと選び方をわかりやすく紹介


「キスでヒラメ五目仕掛け」とは、キスを生き餌として使い、大物を狙う泳がせシステムです。
オーナー製『キスでヒラメ五目』は天秤胴突き+孫針付きで、キスをかけたまま放置するだけでヒラメやマゴチ、シーバス等の高級魚がターゲットになります。
選び方のポイントはハリス号数と針サイズです。Sサイズ(ハリス4号・幹糸6号)、Mサイズ(ハリス6号・幹糸8号)があり、対象魚や狙う水深・距離に合わせて最適サイズを選ぶのが重要です。
釣り上げるまでの流れは以下の通りです。
- キス用針に青イソメ等の餌を付けて投げる。
- キスが針に掛かるがそのまま放置。
- 放置したキスをヒラメが食うのを待つという流れ。
メリットは、キスをそのままエサとして使用するので、弱らず元気な状態で動き回ってくれます。それに、ほったらかしでヒラメを狙えるのがいいですよね。

効果的な仕掛けの使い方|投げ方・置き方・アタリの取り方まで解説
置き竿スタイルの場合、底着後に1〜2m浮かせたタナにセットし、リールはゆるめのドラグで待機。仕掛けに極端な操作を加えず、糸フケを若干残しておくことでキスが自然に泳ぐ状況をつくると良いです。
アタリの取り方はヒラメの泳がせ釣り特有で、最初の“前アタリ”として竿先が「コツコツ」と軽く当たることが多く、その後数秒〜数十秒の間を置いてから「グイッ・ググーッ」と本アタリが出ます。
ここで慌てず、ドラグ音や竿先の重みを確認してからズドンと合わせるのが正解です。
さらに、アタリがない場合でも1~2分ごとに軽くリーリングして誘いを加えることが効果的です。これは餌がより自然に泳ぐようにすることと、魚の興味を引きやすくするためです。
この方法で、ヒラメを含む大型魚へのヒット率を確実に高めることができ、実釣データによっても裏付けられています。
実際に「キスでヒラメ五目」を使った釣果報告と成功のパターン分析
昨年2023年の知多半島での釣行では、「キスでヒラメ五目」を使用し、ヒラメを二匹釣り上げました。
成功のパターンとしては以下の3点が挙げられます:
- 朝夕のマヅメ前後に使用:キスの活性が高く、ヒラメが浅場へ寄る時間帯。
- 潮流があるポイント:離岸流やカケアガリなど、ベイトも魚も集まりやすい地形。
- 泳がせ用のエレベーター仕掛:キスを自然に泳がせることで、ヒラメへのアピールが持続。
逆に、潮止まりやベイト不在時にはアタリが極端に減少。つまり、「キス五目」を最大限活かすためには、潮の動きとベイトの有無を同時に判断することが重要です。
よくある質問
- キスでヒラメ五目はどの時期に使うのが最も効果的ですか?
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ベストシーズンは5月〜10月。特に初夏〜晩秋は、ヒラメが浅場に接岸し、キスの泳がせ釣りに高反応を示す時期です。産卵前後や水温18〜22℃を目安にすると好釣果が得られやすくなります。
- アタリがあってもすぐに合わせていいのでしょうか?
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いいえ。ヒラメはキスを一気に飲み込まず、一度かみ砕いてから本食いする習性があります。最初の前アタリがあっても10〜30秒程度は我慢し、竿がしっかり引き込まれてから合わせるのが鉄則です。
- キスでヒラメ五目仕掛けはどんな場所で使うのが効果的ですか?
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サーフ・砂浜・堤防のカケアガリや離岸流周辺など、地形変化がある場所が理想です。特にベイトが集まる朝夕のマヅメ時が狙い目です。
- トラブルとして多いのはどんなことですか?
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一番多いのは「キスがすぐ弱る」「根掛かり」「仕掛けが絡む」など。予防策としては、仕掛けの投げ方・オモリの選び方(遊動式推奨)・キスの取り扱いに注意することが大切です。仕掛けは常に点検し、消耗品として管理しましょう。
まとめ キス釣りでヒラメを釣る
ここまでの内容を簡単にまとめると、キス釣りをしている最中でも、ちょっとした工夫でヒラメを狙うことができるというお話でした。
私自身、最初は「まさかキス釣りでヒラメなんて…」と思ってましたが、仕掛けとタイミングを意識するだけで意外と結果が出るものです。
特に夏〜秋のサーフでは、キスとヒラメの接点が生まれやすく、初心者でも狙いやすい季節です。
これまでの経験と実釣データをもとに、ポイントを絞ると以下の通りです。
ポイントを絞ると以下の通りです:
- キス釣り中のヒラメ狙いは「朝夕のマヅメ」が超重要
- 潮が動くタイミング(下げ始めなど)は接岸の大チャンス
- 泳がせ仕掛けでは「自然に泳がせる」ことが最大のキモ
- ヒラメの食いつきは遅いので、焦らず“本アタリ”を待つこと
- 地形の変化がある場所(離岸流・かけ上がり)を重点的に狙おう
慣れるまではキスがすぐ弱ったり、根掛かりにイライラするかもしれません。
でも、うまくハマれば一気に“高級魚ゲット”の快感が味わえるのがこの釣りの醍醐味。
普通のキス釣りが、ヒラメを含めた「五目釣り」になる可能性を秘めているって、なんだかワクワクしませんか?
ぜひ次の釣行で「キスでヒラメ」、チャレンジしてみてください!
