キス釣りを始めた頃、私は「根掛かり」が怖くて仕掛けを投げるのもビクビクしていました。
でも、ちゃんとキス釣りの根掛かり対策を知るだけで、驚くほど釣りが楽しくなったんです。
この記事では、そんな私の体験を交えつつ、キス釣りの根掛かり対策の基本と実践法をわかりやすく紹介します。
「仕掛けがまた引っかかった…」と悩んでいるなら、ぜひ読んでみてください。
この記事を読むとわかること
- 根掛かりはなぜ起こる?キス釣り初心者が知っておくべき原因と仕組み
- キャストや巻き取りで差が出る、根掛かりを減らす動かし方のコツ
- 市販・自作の仕掛け比較でわかる、根掛かりしにくいアイテムの選び方
- 経験者の体験談から学ぶ、現場で効果のあったリアルな根掛かり対策
キス釣りの根掛かり対策の基本|初心者が知っておくべき原因と対処法
キス釣りに挑戦する初心者が最も悩まされるのが「根掛かり」です。
しかし、その原因と対策を理解すれば、誰でもスムーズな釣りが楽しめます。
- 根掛かり対策の基本とは?なぜ起こるのかを知ろう
- キス釣りのコツ|根掛かりを防ぐキャストと巻き取りの技術
- 根掛かりしない仕掛けの選び方|市販アイテムと自作の比較
- 根掛かりしない天秤を使った仕掛け術|人気アイテムを紹介
- オモリ自作で変わる!地形に応じたオモリ対策の実践法
根掛かり対策の基本とは?なぜ起こるのかを知ろう

根掛かりとは、釣り仕掛け(おもり、天秤、針など)が海底の岩・貝殻・海藻・テトラポッドなどの障害物に引っかかって取れなくなる現象で、仕掛けの回収が困難になり釣果を妨げるだけでなく、環境負荷(海底に仕掛けを残す)にもつながります 。
主な原因とそのメカニズム
- 天秤が障害物に引っかかることが圧倒的に多い
ちょい投げでは、根掛かりの「半数以上」が天秤が障害物に引っかかることで生じているという報告があります 。 - 海底の地形・環境によるリスク
川の河口(貝殻が多い)、磯・ゴロタ浜(複雑な起伏)、堤防際(積み石・テトラ)、漁港(係留ロープ)などは根掛かりしやすいエリアに分類されます 。 - 仕掛けの構造も一因
中通しオモリなどシンプルな設計のほうが、天秤付き仕掛けに比べて根掛かりしにくいという傾向があります 。
なぜこの理解が重要なのか?
- 仕掛け設計と選び方に直結する情報
天秤のリスクを理解すれば、根掛かりしにくい中通しオモリや軽量設計の仕掛けへの切り替えを判断できる。 - 釣り場選びの戦略性を高める
根掛かりしやすいポイントを避ける判断材料にもつながり、効率のよい釣り体験を実現できる。 - 環境配慮の面でも優位
根掛かりによる仕掛けロストを減らすことは、釣り場のエコロジーと釣り人のマナー向上にもつながります。
キス釣りのコツ|根掛かりを防ぐキャストと巻き取りの技術
私もよくやっちゃうんですが、仕掛けが引っかかる場所を攻めるときって、ついつい力任せに投げちゃいませんか?
でも実は、「竿を立ててゆっくり巻き取りながら“誘うように引く”テクニック」が、根掛かりをグッと減らすポイントなんです。
さらに、「ズル引き+リフト&フォール」の組み合わせがとっても効果的。具体的には仕掛けをゆっくり底を滑らせながら、ちょいちょい軽くしゃくって浮かせてやる動きを繰り返すこと。
こうすると障害物を回避しつつ、キスにもアピールできるんですよ。
それと、焦らずにテンションを一定に保つのも大事です。根掛かりかな?と思ったときは、すぐに引っ張らずにラインをほんの少しだけ緩めて、「待ち」の間を作ると、潮の力で外れることも意外とあるんです。
こういう穏やかな誘いのテンポが、結果的にトラブル回避と釣果につながります。
根掛かりしない仕掛けの選び方|市販アイテムと自作の比較
根掛かりを減らす仕掛けとして、市販品と自作にはそれぞれメリットがあります。

市販アイテムでは、「逆V字型天秤」のように仕掛けが海底で立ちやすく、根掛かりしにくい設計のものがあります。特に外道を回避しながらアピール力を保ちたい人に人気です。
また、遊動式(半遊動)天秤も、道糸への干渉が少なくアタリが取りやすい構造で、食い込みの良さが魅力です。
一方、自作仕掛けはシンプルさが強みです。例えば中通しオモリを使ったリグでは、天秤を省くことで構造が簡略化され、根掛かりのリスクが大幅に減ります。
また、キャロライナリグ(細身仕掛け)も、おもりと針数を減らして根掛かりしにくくする設計として注目されています。
さらに、捨てオモリ式仕掛けは、根掛かりで仕掛けが引っかかった際、細い糸を切ってオモリだけを回収することができ、仕掛け全体のロストを防ぐ構造になっています。
市販仕掛け vs 自作仕掛け
種類 | 特長とメリット | 注意点・弱点 |
---|---|---|
市販:逆V字天秤・遊動式 | 海底で立ちつつアピールできる構造。アタリの拾いやすさも◎ | 構造が複雑ゆえ、根が荒い場面では引っかかりやすいことも |
自作:中通しオモリリグ | 天秤を排除してシンプル化、根掛かり軽減に効果的 | 遠投には向かない。投げ方やライン管理が鍵に |
自作:キャロライナリグ | 軽量仕掛け+1本針と少ない装備で根掛かりを避けやすく | 経験者向けで実施には多少の技術が必要 |
自作:捨てオモリ式 | 根掛かり時にオモリだけ切れる仕組み。仕掛けはそのまま残せる | 鉛使用による環境負荷への配慮も必要 |
根掛かりしない天秤を使った仕掛け術|人気アイテムを紹介
根掛かりに強いキス釣りの天秤仕掛けとして、「立つ天秤 スマッシュ(逆V字型)」やジェット天秤などが特に人気なんです。
「立つ天秤 スマッシュ」は脚が立つ構造で、仕掛けを海底から少し浮かせて漂わせるように動かせるため、海藻やゴミ・障害物を拾いにくく、根掛かりが減ります。
また、折りたたんでコンパクトになるため持ち運びにも便利と評判です。
一方、ジェット天秤は細身で飛距離・安定感に優れており、仕掛けが絡みにくい設計であることから、引き釣りスタイルに特に向いています。
固定式だけでなく、近年は“半遊動式”(仕掛けの動きを少し遊ばせるタイプ)も登場し、食い込みやすさにも配慮されています 。
▼ジェット天秤についてはこちらの記事で詳しく書いています!
キス釣りに最適なジェット天秤の重さとは?仕掛けの付け方まで完全ガイド
オモリ自作で変わる!地形に応じたオモリ対策の実践法
キス釣りで根掛かりを減らしたいなら、市販オモリに頼るだけでなく、自作オモリにもチャレンジしてみる価値があります。立ち上げる形を微調整するだけで、海底地形に合わせた動きが実現できるんです。
たとえば、オモリと天秤を分離できる「立つ天秤スマッシュ」などの構造を取り入れた仕掛けでは、仕掛け全体が直線的になり、障害物に引っかかりにくくなります。
これは、より根掛かり回避率の向上につながりますし、ストレスの少ない釣りを実現します。
さらに、使う場所や海底の地形で形状を変えるのも有効です。
例えば、足場が岩場や藻場など複雑な地形では、ひょうたん型や涙型のオモリを自作して使うことで、底の凹凸を滑らかにすり抜けやすくなり、根掛かりしにくくする効果が期待できます。
- オモリ自作の利点:形状や重さを自由に調整でき、地形に応じて根掛かり対策ができる。
- 使用例:「立つ天秤スマッシュ」のように直線構造を意識した自作オモリは、肩掛かり回避に効果的 。
- 地形別アプローチ:藻場・ゴロタ場など障害物が多い場所では、滑りやすい形を模したオモリ(涙型など)を自作するのが効果的。
キス釣りの根掛かり対策の実例とQ&A|経験者の声から学ぶポイント
実際の体験談やよくある質問に基づいた情報は、初心者の不安を大きく軽減してくれます。
ここでは、釣り人たちの生の声を元に、リアルな根掛かり対策を紹介します。
- 実際にやって効果があった根掛かり対策|体験談から学ぶ
- よくある質問とその答え|初心者がつまずきやすいポイントを解説
実際にやって効果があった根掛かり対策|体験談から学ぶ
私も初めのころは、根掛かりばかりで仕掛けロストの連続に、「もう釣りがイヤになる…」なんてこと、何度もありました。でも、ある方法を試してみたら、驚くほどストレスが減ったんです。
この方法って、まず「根掛かりしそうな場所に重りだけを投げて海底の様子を探る」っていう、すごくシンプルなアプローチ。
それから、根が多い場所でも根掛かりそのものを“情報”と捉えることにしたんです。
例えば、こちらの記事では「根掛かりした場所が実はキスの集まる場所の手がかりにもなる」として、ポイントを絞って攻める戦略も紹介されています 。
根掛かり判断 −→ その位置を記憶 −→ 軽く仕掛けて再挑戦
こんな風に行動を変えると、「あ、ここか!」って場所がわかるようになります。
私もこれを意識するようになってから、仕掛けを無駄に消耗しなくなって、釣りが格段に楽しく、効率的になりました。ストレスもだいぶ減って、本当に助かっています。次の釣行、ぜひ試してみてくださいね
よくある質問とその答え|初心者がつまずきやすいポイントを解説
- 砂地なのにどうして根掛かりするんですか?
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砂地でも藻や小石、突起物がある場所だと仕掛けが引っかかることがあるんですよね。たとえば、藻が多いポイントでは「着底すぐに少し巻き上げる速巻き」が有効。藻の層を回避しつつアタリを取りやすくできます。海藻天秤のような絡みにくい仕掛けを使う手もおすすめです。
- 浮き仕掛けなしで本当に大丈夫なの?
-
実は、基本的にキス釣りは浮きを使わずに直接海底を狙うのが一般的なんです。浮きがあると根掛かりしにくいイメージですが、逆に仕掛けが動きにくくなって釣りづらくなることも。砂地を狙うなら、浮きを使わず底をじっくり探るほうがアタリが取りやすいです。Yahoo!知恵袋でも「砂地では根掛かりの心配はほぼない」との投稿があります。
- 根掛かりが多くて仕掛けがすぐ無くなります…どうしたら?
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仕掛けを無駄に失くしたら、気持ちも萎えちゃいますよね。そこでおすすめなのが「根掛かりしにくい(取れやすい)仕掛け選び」と「場所を少しずらす工夫」です。例えば、1m横に移動するだけで根掛かり率が大きく変わることがあります。軽いおもりやキャロライナリグなど構造をシンプルにするのも効果的です。
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まとめ キス釣りの根掛かり対策
ここまでの内容を簡単にまとめると、キス釣りで根掛かりに悩まされるのは、誰もが通る道なんですよね。
私自身、最初は「どこで投げても引っかかる…」と落ち込んだものです。
でもちょっとした知識と道具の工夫で、グッと快適な釣りに変わりました。
根掛かりの原因を知って、仕掛けや投げ方を工夫するだけで、釣果にも、気持ちにも余裕が生まれます。
「またダメだった…」と帰る釣行を、ニコニコで終えられるようになりますよ。
ポイントを絞ると以下の通りです
- 天秤やオモリが根掛かりの主な原因なので、構造の見直しが大事
- 仕掛けの選び方次第で、根掛かりリスクは大きく減らせる
- キャストの方向と巻き取りの速さを意識するだけでも違いが出る
- 根掛かりしやすい地形を知って、ポイント選びに活かすことも重要
- 捨てオモリ式や中通しオモリなど、自作での工夫も意外と効果的
私もそうだったんですが、「なんとなく」でやっていると、いつまで経っても釣りが楽にならないんですよね。
でも今回ご紹介した内容を一つひとつ試していけば、根掛かりのストレスは確実に減って、釣りがもっと好きになるはずです。