「潮見表って必要なの?」「どこを見ればいいかよくわからない…」――キス釣りを始めたばかりの頃、私もそんなふうに悩んでいました。
でも、潮の動きをちょっと意識するだけで、釣果がガラッと変わるんです。キス釣りにおいて“潮見表”は、まるでカーナビのような存在。
この記事では、キス釣り初心者でも潮見表を活用して成果を上げられるよう、わかりやすくお伝えします。「なんとなく」で釣ってた自分から、ちょっとだけレベルアップしたい方へ。
ぜひ読んでみてくださいね。
この記事を読むとわかること
- 潮見表って何?キス釣りにどう関係するのかがスッキリ理解できる
- 初心者でも迷わない!潮見表の基本的な読み方をやさしく解説
- 潮のタイミングと釣れる時間帯の関係が実感できるようになる
- 実際に潮見表を見て釣行した例から、すぐに使えるテクニックが学べる
キス釣りでの潮見表を理解して釣果を最大化するための基本知識

キス釣りの成功は「潮見表」の理解に大きく左右されます。初心者でも潮の動きを把握することで、釣果を劇的に向上させることが可能です。
- 潮見表とは?キス釣りにおける重要性と役割を解説
- 潮見表の読み方を初心者向けにやさしく解説【図解あり】
- キス釣りで押さえておくべき潮見表活用のポイント3選
- キス釣りと潮の関係|釣れる時間帯と潮位のベスト条件とは
潮見表とは?キス釣りにおける重要性と役割を解説
潮見表は、海の潮位変化を時系列で示した表で、釣りや航海、海岸作業などにおいて重要な情報源です。
特にキス釣りでは、潮の満ち引きが魚の活性や接岸に大きく影響するため、潮見表の活用が釣果を左右します。
潮見表には、満潮・干潮の時刻や潮位、潮の大きさ(大潮・中潮・小潮・長潮・若潮)などが記載されており、これらの情報を基に釣行のタイミングを計画することが可能です。
気象庁の公式サイトでは、日本全国の潮汐データを提供しており、釣行前に確認することで、より効果的な釣り計画を立てることができます。
潮見表の読み方を初心者向けにやさしく解説【図解あり】

引用 https://tide.chowari.jp/23/234451/
知多半島の内海新港の潮見表を例に見ていきましょう。今回の潮見表のサイトは私もよく見る「タイドグラフBI(釣り専用潮見表)」です。
左上に指定した日の日の出などの情報と干潮・満潮の時間、潮位が記されています。

右上に時間ごとの潮位がグラフとして表されています。このグラフをもとに「干潮から満潮に向かっているこの時間が最適だ」といった考えが生まれるわけです。

BI(爆釣指数)とは魚の釣れやすさを数値化したもので、この数字が大きいほど魚が釣れやすいことを示しています。グラフでは★1つがBI=1.0を示しています。
この指数が高い時間ほど魚が連れやすいということです。

下の欄では、指定した次の日以降の情報が表示されます。
潮名という潮回りも大切な指標となってくるのでしっかり確認しましょう。これを確認することで「若潮のときはやめておこう」といった考えができます。

潮見表を活用することで、釣行のタイミングや場所の選定がより的確になり、釣果の向上が期待できます。特にキス釣りでは、潮の動きが魚の接岸に大きく影響するため、潮見表の確認は重要です。
キス釣りで押さえておくべき潮見表活用のポイント3選
キス釣りで安定した釣果を得るためには、潮見表の活用が不可欠です。以下に、初心者でも実践しやすい潮見表活用のポイントを3つご紹介します。
1. 上げ潮のタイミングを狙う
キスは潮の動きに敏感で、特に干潮から満潮に向かう「上げ潮」の時間帯に活性が高まります。
この時間帯に合わせて釣行することで、釣果の向上が期待できます。
2. 潮回りを確認する
潮回り(大潮・中潮・小潮など)は、潮の動きの強さを示します。一般的に、大潮や中潮の日は潮の動きが活発で、魚の活性も高まる傾向があります。
釣行前に潮回りを確認し、釣りに適した日を選ぶことが重要です。
3. 釣り場ごとの傾向を把握する
釣り場によって、潮の動きと魚の活性の関係性が異なる場合があります。
過去の釣行データや経験をもとに、特定の釣り場での潮と釣果の関係を把握することで、より効果的な釣行計画を立てることができます。
キス釣りと潮の関係|釣れる時間帯と潮位のベスト条件とは
キス釣りで安定した釣果を得るためには、潮の動きや時間帯を理解することが重要です。
・朝マズメと夕マズメが狙い目
キスは昼行性の魚で、特に朝マズメ(日の出前後)と夕マズメ(日の入り前後)の時間帯に活発にエサを捕食します。
この時間帯は、キスの警戒心が薄れ、エサに対する反応が良くなるため、釣果が期待できます。
・上げ潮のタイミングを活用
干潮から満潮に向かう「上げ潮」の時間帯は、キスが岸近くまで接岸しやすく、釣りやすい状況となります。
以上のポイントを踏まえ、朝マズメや夕マズメの時間帯に、上げ潮のタイミングを狙って釣行することが、キス釣りでのベストな条件だと言えます。
釣行前には、潮見表を確認し、潮の動きと時間帯を把握することをおすすめします。

キス釣りで潮見表を使った実践テクニックとよくある疑問
実際に潮見表を使ったキス釣りの実例をもとに、現場での活用法や疑問点への対処法を詳しく解説します。
- 実際に潮見表を見てキス釣りをした結果と具体的な行動例
- キス釣り初心者が潮見表に関してよくある質問
実際に潮見表を見てキス釣りをした結果と具体的な行動例
まず実際にキス釣りするまでの行動を示します。
具体的な行動例
- 潮見表の確認:釣行予定日の潮回り(大潮・中潮など)と満潮・干潮の時刻を確認。
- 釣行時間の設定:干潮から満潮に向かう上げ潮の時間帯に合わせて釣行計画を立てる。
- 釣り場の選定:潮の動きが影響しやすい浅場や砂浜を選ぶ。
- 仕掛けの準備:キス釣りに適した仕掛け(例えば、天秤仕掛け)を用意する。
実際の釣果
朝マズメに上げ潮になる午前4時ごろに行きました。
エサは青イソメを使い、引き釣りをすると2時間ほどで20匹釣り上げることができました。この時間帯は気温も程よく、気持ちよく釣りを楽しむことができました。
このように、潮見表を活用して釣行計画を立てることで、キス釣りの成功率を高めることができます。釣行前には、最新の潮見表を確認し、潮の動きに合わせた計画を立てることをおすすめします。
キス釣り初心者が潮見表に関してよくある質問
- 潮見表はどこで確認できますか?
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潮見表は、以下のような信頼性の高いサイトやアプリで確認できます。
- 【気象庁 潮汐・潮位表】:正確な公的データを提供
- 【タイドグラフBI】や【潮MieYell】:釣りに特化した視覚的に分かりやすい表示
釣行予定地の港名やエリア名で検索すれば、1週間〜1か月分の潮情報を無料で閲覧できます。
- 「大潮」「中潮」って、どんな意味ですか?
-
潮回りを表す用語で、月の引力によって潮位の差が大きくなる周期を表しています。
- 大潮:最も潮の動きが大きく、キスが活性化しやすい(満月・新月前後)
- 中潮・小潮:大潮に比べて動きはやや穏やか
特に大潮は釣りに最適なタイミングとして人気があります。
- 見表の「満潮・干潮」だけ見ればいいの?
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満潮・干潮の時刻だけでなく、潮位の差(潮高)や「潮の動きがいつ始まるか(上げ・下げ)」も重要です。
おすすめは、「上げ3分〜5分」や「下げ7分〜5分」など潮が動いている時間帯。潮見表のグラフをチェックすれば、その時間帯が視覚的に分かります。 - 朝・夕マズメと潮の関係は?
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朝マズメ(夜明け前後)・夕マズメ(日没前後)はキスの活性が自然と高まる時間帯で、潮の動きが重なればベストタイミングです。
特に「大潮の朝マズメの上げ潮」は釣果が上がる可能性が高く、多くのベテランもこの時間帯を狙います。
まとめ キス釣りでの潮見表の読み方
ここまでの内容を簡単にまとめると、キス釣りの成功には「潮の動き」を読むことが欠かせません。
その指針となるのが潮見表で、慣れればとても心強い味方になります。
私自身、最初は「見ても意味が分からない」と敬遠していましたが、ちょっとだけコツをつかんだだけで、釣果が目に見えて変わりました。
ポイントを絞ると以下の通りです:
- 潮見表は「満潮・干潮」だけでなく、潮の流れ(上げ潮・下げ潮)を見るのがコツ
- キスは「上げ潮」や「朝マズメ・夕マズメ」に活性が高くなる
- 「大潮・中潮」は潮の動きが大きく、初心者でも釣れやすい傾向にある
- 潮見表アプリ(例:タイドグラフBI)なら、視覚的に流れがわかって便利
- 釣行前のちょっとしたチェックが、当日の結果を大きく左右する
無理に専門知識を詰め込まなくても、潮の「動き」を意識するだけで釣りがもっと楽しくなります。
自然のリズムに寄り添う感覚がわかると、海との付き合い方もちょっと変わってきますよ。
「釣れた!」のうれしさを味わいたいなら、次の釣行前にちょっとだけ潮見表、見てみませんか?
参照元:
